用語Q&A

ソレノイド (ソレノイド)

「ソレノイド」そのものは、電流を流すと電磁石として働くコイルのことをいう。実際にクルマに使われている部品としては、そのソレノイドを使ったバルブつまり「電磁弁」の駆動ユニットを指すことが多い。素早い開閉ができるのがメリットだ。燃料のインジェクターや、ブーストコントローラーのバルブ、ATの油圧回路など、いろいろなところに使われている。また、エアサスのエア流入量をコントロールするバルブとしても使われることが多い。

ソレックス (ソレックス)

フランス・ソレックス社が開発した高性能キャブレター(キャブ)。1960年に日本の三國商工(現在のミクニ)がソレックス社と技術提携して取り扱いを始めた。インジェクション以前のパワーチューンではキャブレター交換が必須だったが、ソレックスはウェーバーを上まわるほどの人気となった。現在でも旧車のNAメカチューンなどに使われることがある。

総排気量 (ソウハイキリョウ)

エンジンの大きさを示す基準のひとつ。たんに「排気量」ともいわれる。ピストンがいちばん下がったときのシリンダー内の容積から燃焼室の容積を引いたものが1気筒あたりの排気量。それに気筒数をかけたものが総排気量となる。ようするに、エンジンが2回転する間に、吸い込んで吐き出す空気の量を示している。基本的に、総排気量が大きいほど、エンジンはパワーが出しやすくなる。ただし、エンジン自体は大きく重くなってしまう。

走行会 (ソウコウカイ)

サーキットライセンスを持っていないドライバーでも走れるように、主催者がサーキットを借り切って、参加者を募って行うイベントのこと。タイム計測を目的とする走行会のほかに、ドリフト走行会などもある。有名ドライバーをゲストとして招待したり、ジャンケン大会などのお楽しみがある走行会も多い。ヘルメット、グローブ、長袖長ズボンと、まともなクルマがあれば、誰でも参加できるものが多い。

全幅 (ゼンプク)

全幅はクルマの左右の幅のこと(ただしミラーは含まない)。全長はクルマの前端から後端までの長さのこと。 全高 は地面からクルマのいちばん高いところまでの高さのこと(ただし、スキーキャリアなどは含まない)。なお、エアロパーツを付けて、全長や全幅が変わってしまった場合、全長は±3cm、全幅は±2cm以内であれば、そのままでも保安基準に適合する。それ以上変わると、記載事項変更などの手続きが必要になる。

全長 (ゼンチョウ)

全長はクルマの前端から後端までの長さのこと。全幅はクルマの左右の幅のこと(ただしミラーは含まない)。全高は地面からクルマのいちばん高いところまでの高さのこと(ただし、スキーキャリアなどは含まない)。なお、エアロパーツを付けて、全長や全幅が変わってしまった場合、全長は±3cm、全幅は±2cm以内であれば、そのままでも保安基準に適合する。それ以上変わると、記載事項変更などの手続きが必要になる。

全高 (ゼンコウ)

全高は地面からクルマのいちばん高いところまでの高さのこと(ただし、スキーキャリアなどは含まない)。全長はクルマの前端から後端までの長さのこと。全幅はクルマの左右の幅のこと(ただしミラーは含まない)。なお、エアロパーツを付けて、全長や全幅が変わってしまった場合、全長は±3cm、全幅は±2cm以内であれば、そのままでも保安基準に適合する。それ以上変わると、記載事項変更などの手続きが必要になる。

ゼロヨン (ゼロヨン)

スタートから400mまでの速さを競う遊びやレース。またはそのタイム。ルーツはアメリカのドラッグレースだ。ドラッグレースは1/4マイル(約402m)で行われるため、それに近い400mという距離が目安となったと思われる。とはいえストリートゼロヨンは400mとは限らないし、ドラッグ専用コースでの大会は1/4マイルで行われることが多い。レースのときは2台並んでの競走となる。

センターデフ (センターデフ)

4WD車の前輪と後輪の回転差を吸収するために装着されているデフ(デファレンシャル)。クルマが曲がるときは、前輪のほうが後輪より大回りするので、特にタイトターンのときは、このセンターデフがないと、4WD車はスムーズに曲がれない。ただし、前後どちらかがホイールスピンしっぱなしになってしまっては4WDの意味がないので、センターデフには必ずロック機構かLSDがつけられている。また、電子制御でロック率を制御するクルマもある。