用語Q&A

セミバケ [セミバケットシート] (セミバケ)

サイドサポートが高く、スポーツ走行時にも乗員の身体をしっかりホールドしてくれて、リクライニング機能があるシートをいう。フルバケ(フルバケットシート)ほどのホールド性はないけど、ときどきサーキット走行を楽しむくらいまでなら問題なく使える。もちろん、街乗りでの快適性も確保されている。

セミオートマチック (セミオートマチック)

クラッチ操作をしないで手動変速できるトランスミッションのこと。狭い意味では、F1やBMW、アウディ、MR-Sなどに使われているもののように、クラッチとマニュアルトランスミッションを油圧で作動させることで半自動化したようなものを指す。ステアリングにとりつけられたパドルやスイッチを操作するだけで変速できるものも多い。F1の場合は素早い変速ができるが、市販車の場合はその車種によって違いがある。また、広い意味では、トルクコンバーター式やCVT式のオートマチックトランスミッションを、シフトレバーやステアリングにつけられたスイッチでマニュアル車のように変速できるものも「セミオートマチック」と呼ぶ場合がある。この場合、たいていあまり素早い変速はできない。

スーパーチャージャー (スーパーチャージャー)

過給器のひとつで、圧縮した吸入空気をエンジンに送り込みパワーを上げる装置のこと。本来は過給器全般を指す言葉だけど、一般的にはターボ(ターボチャージャー)以外の過給器を指すことが多い。ほとんどがエンジンの回転を使ってコンプレッサーを駆動し、エンジンに吸入空気を押し込む。NA車に後付けするスーパーチャージャーキットは、ターボキットより手軽に付けられるものが多い。ターボよりも低回転域からレスポンスよく作動するが、高回転での伸びはターボに劣る。

スワップ (スワップ)

もともとの意味は交換すること。いろいろな場面で使われるけど、エンジンやトランスミッション、フロントマスクなどを、ほかの車種のものと交換した場合によく使われる。チューニング用語としては、特に恥ずかしがる必要はない言葉である。

スロポジ [スロットルポジションセンサー] (スロポジ)

スロットルバルブの開度を検知するセンサー。そのセンサーからの情報はECUが燃料噴射量を決める判断材料のひとつになる。大きく開けば加速のための増量をしたり、閉じれば減速だと判断して、節約のために燃料カットをしたりする。最近の電子制御スロットルのクルマでは、アクセルペダルに同じ目的のセンサーがついている場合もある。

スロットル [スロットルバルブ] (スロットル)

エンジンに入る吸入空気の量をコントロールするバルブ(弁)のこと。アクセルペダル(スロットルペダル)を踏み込むと開き、戻すと閉じる。もちろん開いたときのほうがほうがパワーが出る。昔は、アクセルペダルとワイヤーで機械的につながっていたが、最近では、アクセルペダルが踏み込まれた量を検知して、ECUがスロットル開閉の信号を出しているクルマも増えてきた。ちなみにほとんどのクルマはシングルスロットルだが、GT-RのRB26DETTやAE92以降のレビン・トレノに搭載されている4A-Gは、気筒数だけある多連スロットルを採用している。

スリットローター (スリットローター)

ディスク面に溝が刻まれたブレーキローターのこと。溝を入れる目的は、パッドの表面をさらってやることで、つねにフレッシュな摩擦面を使えるようにして効きを安定させること。また、パッドがフェードしたときに溝からガスを逃がしてやって、効きの低下を低減してやることなどがある。デメリットは、パッド(ブレーキパッド)の減りが速かったり、音が出る場合があるなど。なおノーマルのブレーキローターに溝を入れてやっても効果は発揮する。ただし、溝の形状によって性能は変わる。

スポイラー (スポイラー)

ボディに付ける空力パーツで、整流作用やダウンフォースを発生させる作用があるもの。特に形や取り付け位置が決まっているわけではない。屋根に付いていればルーフスポイラー、フロントバンパーと一体になっていれば、フロントバンパースポイラー、トランクの後方に付いていればリヤスポイラーなどという。ただし、ステーを持った大型のものはリヤスポイラーとはいわず、ウイングという。

スペーサー [ホイールスペーサー] (スペーサー)

スペーサーというのは、モノの間に挟んで、高さや位置を調節する部品のこと。いろいろな場所で使われるが、代表的なのがホイールスペーサー。ハブとホイールの間に挟んで使うパーツで、ホイールを外側に張り出させることができる。いろいろなサイズ(厚さ)が用意されているので、手持ちのホイールや、ちょうどいいオフセットの設定がないホイールで、ツライチを追求したいときなどに便利だ。