用語Q&A

OHC [OverHead Camshaft] (オーエイチシー)

エンジンのバルブ駆動方式のひとつ。バルブを駆動するためのカムシャフト(カム)が(シリンダーヘッド)に通っているタイプのことをいう。カムシャフトがシリンダーの横に通っているOHVと区別するためにOHCと呼ばれる。OHVのようなプッシュロッドがないため、より高回転に対応できるが、シリンダーヘッドは大きくなってしまう。なお、OHCのなかでも、カムがシリンダーヘッドに2本通っているものはDOHCと呼ぶ。たんに『OHC』と書いてある場合はカムが1本だけしか通っていないSOHCである場合が多い。現代の国産車や欧州車はほとんどがOHC(DOHC含む)方式。

オルタ [オルタネーター] (オルタ)

エンジンに取り付けられている発電器のこと。クランクプーリーからベルトでまわされて発電し、その電力がクルマの電装品を動かしたりバッテリーを充電する。だからオルタネーターが壊れると、バッテリーが上がってしまう。ちなみに、オルタネーターとは交流の発電器のことをいう。

オフセット (オフセット)

「ズラして」という意味では、いろいろな場面で使われるけど、よく出てくるのがホイールのオフセット。これは、ハブの取りつけ面がホイール断面の中心からどれくらいズレているかを表した数字。ようするに、どれくらいホイールが外に出っ張るかを示している。プラス(+)の数字が大きいほうがホイールは内側に引っ込むことになる。マイナス(-)オフセットになると、かなり外側に出っ張って取り付けられることになる。

オバフェン [オーバーフェンダー] (オバフェン)

フェンダーアーチに装着するアーチ上のパーツ。太いタイヤを履きたい場合や、タイヤを外に張り出させて装着したい場合でも、タイヤがフェンダーよりも出っ張っていると危険だ。そこで、タイヤがはみ出さないように装着するのがオーバーフェンダーだ。

押しがけ (オシガケ)

バッテリーが弱ったりして、セル(セルモーター)がまわらないときにエンジンをかける方法。AT車では不可能。やり方はイグニッションをONにしてギヤを入れる(2速がやりやすい)。クラッチを切ったままクルマを押してもらい、あるていどスピードが出たところで唐突にクラッチをつなぐとエンジンがかかる。かなりパワフルな人間でないと、ひとりでやるのは厳しい。

オイルライン (オイルライン)

オイルの経路や配管のこと。チューニング業界では、オイルクーラーにオイルを循環させるためのホースや、タービン潤滑のためにオイルを供給するホースのことをいうことが多い。また、エンジン内部のオイルが通る経路全体のこともオイルラインと呼ぶことがある。

オイルパン (オイルパン)

エンジンのいちばん下に付いていて、エンジン各部を潤滑してきたオイルがたまる皿のような場所。ここからまた、オイルポンプで吸い出されてオイルはエンジンをまわってくる。チューニングパーツでは、オイル量を増やすことで温度を上がりにくくする大容量オイルパンや、サーキット走行時のオイル片よりを防ぐバッフルプレート付きのオイルパンなどが発売されている。

オイルクーラー (オイルクーラー)

エンジンオイルの温度が上がりすぎないように冷ます装置。エンジンオイルの温度が上がりすぎると、油膜切れを起こしてエンジンが壊れてしまうことも。ノーマルではほとんど付いていないが、ハードなチューニングをしたり、サーキットで連続走行するためには必要になる。連続全開走行をするクルマの場合は、エンジンオイルだけでなく、パワステオイルやミッションオイル、デフオイルのオイルクーラーも付けることがある。

ABS [Antilock Braking System] (エービーエス)

ブレーキング時に、車輪がロックするのを防ぐシステム。各輪にセンサーが付いていて、タイヤがロックしそうになると、そのタイヤのブレーキを緩めて、ロックを防ぐ。タイヤがロックするとステアリング操作が効かなくなってしまうので、それを防ぐのがいちばんの目的だ。もともとは非常時の危険回避のためのシステムだったが、現在ではスポーツ走行にも使われる。ただしドリフトには向かないので、キャンセルしてしまうことが多い。