用語Q&A

A/F [Air Fuel Ratio] (エーバイエフ)

混合気の中の空気と燃料の比率のことを、A/Fまたは空燃比という。ふつうはA/F(空気の重量÷燃料の重量)で示される。空燃比は燃料噴射量で調整することができるんだけど、この数字がある程度の範囲内に収まっていないと、パワーも出せないし、エンジンが壊れる恐れもある。だから、燃料セッティングは専用の空燃比計(A/F計)をつけて空燃比をチェックしながら行うことが多い。

AWD [All Wheel Drive] (エーダブリュディー)

直訳すれば「全輪駆動」。乗用車はタイヤが4つあるので、つまり4輪駆動(4WD)のこと。最近ではなぜか4WDのことをAWDと呼んでいる車種やメーカーが多いが、何もちがいはないので、ただの流行だと思われる。ちなみにアメリカでは、AWDは常に4輪駆動(フルタイム4WD)のことを指す。いっぽう4WDは、GT-Rなどに採用されている前後のトルク配分を電子制御でコントロールするE-TSや、クロカン4輪駆動車などに採用されている2駆か4駆か選べる駆動方式として一般的に認識されている。

エンジンマウント (エンジンマウント)

エンジンをボディに取り付ける部分に使うパーツ。エンジンからの振動や音がボディに伝わりにくいように、主にゴムなどでできている。ところが、ハードに走ろうとすると、このエンジンマウントの柔軟性のせいでエンジンがグラつき、クルマの動きを邪魔することがある。そこで、硬いゴムを使った強化マウントに交換したり、ゴムを使わないでリジッドマウントにしてしまうこともある。

LLC [Long Life Coolant] (エルエルシー)

エンジンを冷却する冷却液のこと。クーラントや不凍液とも呼ばれる。ふつうは濃い原液を真水で薄めて使う。真水をそのまま使うのに比べて、凍結しにくく防錆作用もある。赤いものと緑のものとがあって、自動車メーカーによってどちらかにわかれる。

LSD [Limited Slip Differential] (エルエスディー)

左右の駆動輪の回転差を制限する装置でノンスリともいう。一般的なノーマルデフ(オープンデフ)は、交差点などで曲がりやすくするために内輪差を吸収し、左右の駆動輪の回転差は自由になっている。ところが、それで限界コーナリングをすると、アクセルを踏んでも内側タイヤばかりが空転してしまって前に進まなくなる。そこで、左右の駆動輪の回転差を制限する装置がLSD。スポーツドライビング、特にドリフト走行には必需品なのだ。

LEDテール [LEDテールランプ] (エメイーディーテールランプ)

LED(発光ダイオード)の普及にともって出てきた、電球の代わりにLEDを使用するテールランプ。純正で採用しているクルマもあるけど、アフターのドレスアップパーツとしても発売されている。見ためがカッコイイだけでなく、電球とちがってまず切れる心配がないというメリットもある。

MR [Mid engine Rear drive] (エムアール)

エンジンが、客室よりは後ろだけど後輪よりは前にあって、後輪を駆動するタイプのクルマ。NSX、MR-2、MR-Sやフェラーリ360モデナなどがこのタイプだ。トラクション性能も旋回性能も高いので、スポーツカーやレーシングカーには最適のレイアウトだけど、とにかく客室がせまくなるので、ほとんどが2人乗りになっている。ちなみにランサー・エボリューション8MRのMRは、ミツビシ・レーシングの意味。

FF [Front engine Front drive] (エフエフ)

客室の前にエンジンがあって、前輪で駆動するタイプのクルマのこと。スペース効率に優れるので、中型までのファミリーカーはほとんどがこのタイプだ。前に重いものが集中しているので アンダー ステア傾向が強く、トラクション性能もよくないため、本来スポーツドライビングにはあまり向かない。しかし、インテグラやシビックなど、スポーティな車種も多い。

FRP [Fiberglass Reinforced Plastic] (エフアールピー)

ガラス繊維で補強されたプラスチック。製作には大がかりな設備が不要で、かなり複雑な形も作れるので、アフターのエアロパーツは、ほとんどがこのFRPでできている。衝撃に弱く割れやすいという弱点があるけど、一般人でもDIY補修ができる。