用語Q&A

ストック (ストック)

もともと英語で「在庫」とか「たくわえ」といった意味だが、クルマ用語としては、工場から出てきたまま、つまりノーマルという意味になる。ストックボディというのは、切った張ったしていないノーマルのボディということ。混乱しやすいのは、アメリカに「ストックカー」というレーシングカーのカテゴリーがあるが、あれはまったくノーマルカーではないこと。当初はほぼノーマルのクルマで行われていたものが、レギュレーション変更によってレース専用車両のカテゴリーに変わっていった経緯があるため、名称と実際に矛盾が出てしまったのだ。

ステー (ステー)

支柱のこと。ものを固定するために支える棒状の部品のことを総称してステーという。ウイングを支える柱、ボンネットが閉まるのを防ぐつっかい棒、インタークーラーを取り付けるための出っ張りなど、いろいろな部品の名前に使われている。

ステンメッシュ [ステンレスメッシュホース] (ステンメッシュ)

外側を保護のために細いステンレスのメッシュでカバーされたホースのこと。社外のブレーキホースによく使われる。純正の工業用ゴムで作られたブレーキホースとはちがって、圧力がかかっても膨張しないので、ブレーキタッチがしっかりする。もっとも、本当は、膨張しないのは内側のテフロンホースの効果であって、外側のステンメッシュの効果ではない。

スタビ [スタビライザー] (スタビ)

アンチロールバーともいう。左右輪のサスペンションをトーションバー(ねじり棒バネ)でつないで、コーナリング時のロール(車体の傾き)を抑える働きをする。左右の車輪が同時にストロークしたときには作用しないので、バネ(スプリング)を硬くした場合と比べると、乗り心地の悪化が少ない。純正よりも硬い社外のスタビに交換すると、よりロールを抑えることができる。

スタック (スタック)

クルマが動けなくなること。といってもクルマの故障とかのときにはあまり使われない。たいていは、穴にはまったとか、ぬかるみにはまったとか、道路の状況のせいで動けなくなったときに使われる。また、レースやチューニングの世界では、英国製のメーターを指すこともある。

水平対向エンジン (スイヘイタイコウエンジン)

クランクシャフトの両側に、4気筒なら左右2気筒ずつ、6気筒なら左右3気筒ずつ、180度反対向きでシリンダーが並んでいるエンジンのこと。重心を低くすることができ、エンジンの全長を短くすることができるが、幅はやたら広くなる。そのせいでロングストロークのエンジンが作りづらい。レガシィ、インプレッサ、ポルシェ911などがこの形式のエンジンを採用している。

水温計 (スイオンケイ)

エンジンの冷却水の温度を表示する計器のこと。ノーマル車でも付いていることが多いが、オーバーヒートでも起こさないかぎり、真ん中を指したままという大ざっぱなものが多いので、より正確な社外のものを装着する。正確な水温をチェックすることで、オーバーヒートを防いだり、適切な冷却チューンをおこなったりすることができる。

G (ジー)

加速度の単位。または加速度自体のこと。一定のスピードで直進しているクルマには加速度はかかっていない。そこからスピードを上げたり(通常のG)、減速したり(マイナスのG)、コーナリングしたり(横G)すると、加速度(G)が発生する。そのときは乗っているひとをシートに押しつけたり、オイルを片寄らせたりする力が働く。ちなみに地球の重力と同じ大きさの加速度が1Gになる。

ジャダー (ジャダー)

クラッチ、ブレーキなどの摩擦面で起こる現象のひとつ。スムーズに滑るのではなく、食いついたり滑ったりを細かく繰り返すせいで、「ガガガ」という音や「ブルブル」という振動などが出る。クラッチやブレーキの場合、摩擦面の反りやゆがみが原因であることが多い。いずれにしても好ましくない現象だ。